プロシード2800
それまでBCLラジオと言えばアナログの周波数目盛りが標準であったが、プロシード2800の出現によって一気にデジタル表示に注目が行くようになった。デジタルで周波数を表示できる利点は何といっても目的の周波数に合わせる手順が数字を合わせるだけであること、さらに待ち受け受信をするのにも大変便利になったことである。
特にプロシード2800の赤色のデジタル表示はBCLファンに大きなインパクトを与えた。 外観はスピーカグリルが正面の半分近くを占めているが、操作部やメータ、周波数表示部を整然と配列させている。両サイドのメッキされたガードアームが通信型受信機を彷彿とさせている。また赤色デジタル表示と手前に引くと微調整が可能になる機構の大きなメインチューニングダイアルがひときわ目を引く。デジタル周波数表示化でバンド数はクーガー2200が8バンドだったのに対し、5バンドでカバーしている。
プロシード2800は周波数表示を1kHz直読のデジタルにしただけではなく、通信機を意識したメッキを施したガードアームや2段階変速機構のメインチューニングダイアルの採用、Narrow/Wide切り替え可能などデザインや機能もBCLを好む人たちをターゲットにした、よくできたラジオである。FMとMWの周波数デジタル表示はできない機種ではあるが、赤色7セグメントLEDによる周波数表示はとにかく説得力があった。
また同時期に発売された据え置き型高級機のプロシード4800という大型機との相乗効果もあり、人気はクーガーからプロシードへと一気に移った。
また現在のブームでは海外で販売されたBCLラジオに目を向ける人も多くなり、中でもプロシード2800にプリセレクタを内蔵しすべてのバンドで周波数デジタル表示をするRF-2900LBS(DR29)が人気を得ている。
- 機種名:RF-2800
- 定価:49,800円
- 大きさ:381W×258H×143D(mm)ガードアームを含む
- 重さ:3.9kg(乾電池を含む)
- 受信周波数:5バンド
- FM:76~90MHz
- MW:525~1605kHz
- SW1:3.2~8MHz
- SW2:8~16MHz
- SW3:16~30MHz
- アンテナ:SW、FM用7段960mmロッドアンテナ、内蔵バーアンテナ(MW専用)
- スピーカ:10cm径
- 使用半導体:28TR+5IC+3FET
